11日は 鏡開きでした。
飾っておいた鏡餅を ぜんざいやお汁粉にして食べるのが
楽しみでもあります。
最近は、真空パックになっているものや
鏡餅型の容器に切り餅が入っているものが多いですが
私は 昔ながらに生のもちを飾っています。
しかしどうしても気になるのが カビです。
寒い季節とはいえ 部屋の中は
高温多湿になりがちです。
これは昔より住宅の気密性が向上してることが
原因のひとつであります。
「高気密住宅」と表現していなくても
アルミサッシの普及や施工技術の進歩により
昔の住まいに比べると隙間はずっと少なくなっています。
ですから、昔は生の鏡餅を10日以上飾っていても
カビの心配はいらなかったことでしょう。
しかし、この頃は 注意して対策していないと
鏡餅がカビてしますことがよくあります。
もちろん 気密性のある住宅は
私達にとって快適であり 省エネの面からも
良好な住宅であることは 言うまでもありません。
このように、昔からの風習が 住宅の向上や変化により
不便になったりできなかったりすることに気づくことが
多々あります。
快適さの追求しながらも 昔からの伝統を継承する大切さを
考えさせられました。
そして 今年一年の 無病息災を願いながら
ぜんざいをいただきました。(C)