私が子供の頃は年末の大掃除に合わせて
蛍光灯や電球を交換したりしていましたが、
最近はほとんどの照明がLED器具となり
電球交換などをすることも少なくなりました。
LED器具の定格寿命は40,000時間といわれ、
1日10時間使用で10年間となります。
この定格寿命は光束維持率(明るさ)が70%になる時点なので
60W相当の明るさが40W相当になるイメージです。
照明計画の際は部屋の用途によって色や明るさを決めていきますが、
同じIm(ルーメン)の器具であっても電球色、温白色、昼白色、昼光色など
色温度によって明るさの感じ方は変わってきます。
明るさの感じ方は人それぞれですが、
視力は高年齢なるほど低下し、
例えば、20歳代の人よりも
40歳代、50歳代では1.5倍、
高齢者は2倍から3倍の高い照度が必要だといわれています。
また細かい作業など机上面に必要な照度は、
40歳を過ぎると年齢×10ルクスで考えると分かりやすいのですが
40歳代と80歳代では倍の照度が必要となります。
同じ家に暮らす人の年齢層が広ければそれぞれに対応した照明計画も必要になります。
現在では調色・調光付のLED器具も多く販売されていますので
上手く取り入れて、住む人に快適な明るさを計画していければと思います。(M)