先日、高校時代の美術部の恩師が
伊賀市のギャラリーで個展をされるとのことで
お伺いしてきました。
最近は風景画も描かれるとのことで
「滝の絵」を見ながら先生に
「どこの風景ですが?」と尋ねると
「僕の頭の中のイメージで描いている」
とのことで驚愕しました!
最初から頭の中に「完成のイメージ」があり
それを表現しているだけ、とのことで
目の前の景色も満足に描けない私とは
やはりレベルが違うのだなと感動しました。
もう一枚、私には「田園風景」に見える絵は
実は京都の「龍安寺」の「土壁」を見て
「面白い!」と思って描いたそうです。
風景にも見えるけれど、そう言われれば確かに壁で
(「風景画」と「風景画」の間に飾られていました)
自分の「固定観念」や「思い込み」にも気が付かされ
まるで「アハ体験」のようで、とても面白かったです。
絵画も一枚ずつ、作者(先生)の解説を聞きながら鑑賞すると
絵を見ているだけなのに、頭の中で興奮と感動などが生まれ
こんなにも面白いのか!と改めて感じることができました。
懐かしい先生にお会いできた喜びと
美しい絵画の鑑賞で、心も癒され充実した一日となりました。
5月には、同じギャラリーで
美術部の後輩が個展をするとのことで
また楽しみに待ちたいと思います。(Y)